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本・雑誌 クリーンテクノロジー
本・雑誌内容 本誌は、発展と応用分野の拡張の時代にあるクリーンテクノロジーの総合専門誌です。毎号、クリーンテクノロジーの最新情報を、その研究・調査・企画設計から建設・維持・メンテナンスにいたるまで、ソフトとハードの両面にわたって、実際に役立つかたちで皆様にお届けしてまいります。
本・雑誌内容詳細 ■特集:医療を支えるDDS開発の最前線②
○次世代抗体薬物複合体プラットフォーム技術の確立
/味の素㈱ 寺澤純一・藤井友博
AJICAPⓇは、位置特異的な抗体複合体(ADCなど)の合成を可能にする次世代プラットフォーム技術である。本技術は化学的な手法で抗体の特定部位に薬剤を結合させる修飾技術と、新規設計リンカーを組み合わせたものであり、従来の抗体複合体が抱える不均一性・疎水性・安定性の課題を克服している。
○環状ペプチドの放射性医薬品への応用とそのさらなる可能性
/ペプチドリーム㈱ 村上雅人
本稿では、環状ペプチドDDSと放射性医薬品セラノスティクスの組み合わせが世界的に注目される理由と、その分子設計・体内動態最適化におけるペプチドリームPDPSⓇ技術の役割、日本発精密医療DDSの可能性を紹介する。
○ダイナミックナノメディシンによる核酸医薬デリバリー
/東京大学 山田直生・宮田完二郎
筆者らは、合成高分子と核酸医薬の間に生じる静電相互作用の動的平衡性を制御した超小型ナノ医薬(ダイナミックナノメディシン)を創成し、従来のLNP等ではデリバリーが難しい組織への核酸医薬デリバリーを達成している。本稿では、近年の研究成果について紹介する。
○AMEDにおけるDDS研究の進展に向けた取り組み
/(国研)日本医療研究開発機構 塩本秀己・光田忍
当所では、DDS研究の進展に向け、創薬シーズ、DDS技術、薬物動態評価技術の各公募課題の研究者の連携による統合的な研究開発の推進を試みた。本稿では、その仕組みと試みの結果を紹介する。
■特集:マイクロプラスチック汚染の現状と対策①
○高バイオマス度・生分解性を有する環境配慮型のパッケージ
/レンゴー㈱ 寺嶋沙樹
当社が開発したREBIOSⓇは、セロファンや紙を材料とした環境配慮型パッケージである。高いバイオマス度と生分解性を有し、プラスチック使用量の削減や海洋プラスチック問題の軽減を目指して開発した。本稿では、その構成や機能性について紹介する。
○大阪市内を事例とした大都市部における大気中マイクロプラスチックの存在実態
/大阪市立環境科学研究センター 中尾賢志
大阪市内を対象に大気中マイクロプラスチック(AMPs)の存在実態を調査した。降下ばいじんや浮遊粉じんから数十μmサイズのAMPsが検出され、主成分はポリプロピレンやポリエチレンであった。大気中のAMPs濃度は自動車の影響や降雨量によって変動すると考えられ、近年は横ばい傾向にある。今後、分析体制の強化や調査手法の共通化が課題である。
○デンプンを原料とした海洋生分解性バイオマスプラスチックの開発とブレンド、複合化による高機能化
/大阪大学 宇山浩
本稿では、デンプンおよびゼラチンを基盤とした海洋生分解性バイオマスプラスチックの開発について、筆者らの研究成果を紹介する。デンプンとセルロースナノファイバーを複合化することで、機械特性・耐水性・海洋生分解性を向上させた複合シートを開発した。さらに、熱可塑デンプンを用いる生分解性プラスチックブレンドの設計により、多様な成形加工への展開が可能となった。また、ゼラチン廃材を利用した熱可塑ゼラチンを新たな生分解性素材として提示した。これらのアプローチは、海洋環境での分解を誘発する“トリガー”設計を通じて、環境負荷低減と実用機能の両立に寄与するものである。
○マイクロ・ナノプラスチックの体内侵入に脅かされる人類とその活路
/元)京都工芸繊維大学 望月政嗣
本稿では、生体内分解吸収性を有するポリ乳酸に秘められた潜在的可能性について紹介する。また、ポリ乳鎖に固有の特異的な2段階2様式の非酵素分顔型の生分解機構について、土壌中や海水中などの自然環境下での生分解挙動や使用後の再資源化(バイオリサイクル)過程である堆肥化(好気性下)とバイオガス化(嫌気性下)の生分解挙動について、骨接合材料などの医用材料としての生体内分解吸収性挙動や安全性について論述する。
○ポリ乳酸を攻略する微生物ポリマー改質剤「LAHB」
/信州大学 田口精一
今、世界中でバイオベース・ポリマーであるポリ乳酸PLAの改質剤開発が行われている。PLAの物性改善と生分解性付与を同時に創発する新規ポリマー「LAHB」が微生物生産可能となった。本稿では、LAHBの生産プロセスとプロダクトにおけるイノベーションについて紹介する。
○プラスチック汚染からの脱却に向けて
/同志社大学 原田禎夫
世界的に深刻化するプラスチック汚染問題は、プラスチックの生産・消費・廃棄に至るライフサイクル全体の問題である。特に日本におけるこれまでの焼却に過度に依存した廃棄物処理は限界を迎えており、今後はリサイクルの推進だけでなく発生抑制の取組が欠かせない。そこで、本稿では、国際プラスチック条約をはじめとした国際社会の動向を踏まえ、プラスチック汚染を食い止め、サーキュラーエコノミーを実現するための政策的方向性を紹介する。
■解説
○日中放射冷却素材の市場浸透と今後の展望
/SPACECOOL㈱ 末光真大
本稿では、放射冷却素材の基本的な原理および市場普及状況について当社事例を基に紹介するとともに、実装事例を通じて、本技術がどのように社会実装され、省エネルギーに貢献しているのかを紹介する。また、LCA(ライフサイクルアセスメント)の観点から見た環境価値についてもあわせて言及した上で今後の展望について紹介する。
○可視光を光源とする安定な有機光触媒の開発
/岡山大学 田中健太
「光エネルギー」を利用した合成反応は地球上に無尽蔵に降り注ぐエネルギー資源である「太陽光」の活用に繋がることから注目を集めている。本稿では、「可視光」をエネルギー源として利用できる安定な新規有機光触媒の開発と光触媒反応への応用について紹介する。
プロダクトNo 1281679691
出版社 日本工業出版
発売日 毎月5日
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