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本・雑誌 クリーンエネルギー
本・雑誌内容 無限と思われた地球資源と環境に対し、SOSが発せられようとしています。そこで、今まで通りの経済成長を維持し、より豊かな文明生活を支えるためにはその基盤となるエネルギー源、とりわけクリーンなエネルギー源確保のため、エネルギーの開発と有効利用が火急の話題となって参りました。 本誌は、このような情勢のもと、エネルギー問題をなるべく広い視野にたち、経済性・環境保全・技術課題から、システム導入手順・メンテナンス・関連法規の解説に至るまで幅広い内容を編集するよう心がけ、興味ある話題の提供と見やすい、分かりやすい本づくりに邁進致します。
本・雑誌内容詳細 ■テクニカルレポート
○ガス設備を活用したZEBの実現
/(一社)日本ガス協会 松本和弘
当協会は、ガスを含む多様な技術の組み合わせを通じて、建築物分野のカーボンニュートラル化、レジリエンス向上、さらには電力課題への対応という多面的な要請に応え、関係者の皆様とともに、ZEBの実現を後押しする。
○廃棄バイオプラスチックのバイオガス製造実証
/大阪ガス㈱ 秋元真也・宮崎準平・坪田潤
当社は、大阪公立大学および大阪市ともに、大阪公立大学森之宮キャンパスにて使用されるバイオプラスチック製弁当容器を回収・分解し、中浜下水処理場にてバイオガスに変換し有効活用する実証実験を2025年11月から開始した。
○新開発の低濃度CO2分離回収技術の実証設備
/川崎重工業㈱ 安原克樹
発電・産業由来の排ガス中のCO2および大気中のCO2回収は世界の脱炭素化に不可欠な技術である。本稿では、低温再生が可能なアミン担持吸着剤と移動層方式を特徴とする当社のCO2回収技術Kawasaki CO2 Capture(KCC)の実証設備について紹介する。
○分散型電源時代におけるエネルギー制御の高度化とEMSの役割
/HOBE ENERGY㈱ 沖野強一
再エネ普及と分散化により重要性が高まる蓄電池制御に対し、本稿では、ミリ秒高速制御と柔軟性を備えたEMSの設計思想と将来展望を紹介する。
○施設運用を変える空調最適制御AI
/㈱アラヤ 飯尾裕一郎
ConsciousAirは予測AIと制御AIの2段階制御により空調を最適化するシステムである。将来の室温・負荷を予測し制御計画を最適化することで快適性を保ちつつ省エネを実現。実証で10〜30%程度の削減効果を確認した。
○家庭・施設向け次世代エネルギー管理システム
/Eneliver㈱ 中島彬匡
家庭・施設向け次世代エネルギー管理システム「Eneliver EMS」は、太陽光・蓄電池・EVを統合し、電力コストの最適化とレジリエンス向上を実現するシステムである。
○再生可能エネルギーとの「トリプルハイブリッド」発電システムの開発
/三菱重工エンジン&ターボチャージャ㈱ 大矢巧
本稿では、エンジン発電設備に太陽光発電などの再生可能エネルギーと蓄電システムを組み合わせ、変動性のある再エネを安定化して組み込める、トリプルハイブリッド発電システム「EBLOX」(イブロックス)を紹介する。
○既存建築物のZEB戦略における最高到達点
/㈱東急コミュニティー 上林皇太・山尾萌
日本では2050年カーボンニュートラル実現に向け、建築物のZEB化を推進している。しかしながら、既存建築物のZEB化は新築建築物と比べ鈍化傾向である。本稿では、修繕計画に省エネルギー性能の可視化を組み合わせることで既存建築物のZEBを実現可能とするサービス「ZEB Quest」を紹介する。
○n型電子伝導性酸化物をベースとした新たなプロトン(下)
/東北大学 山﨑智之・小俣孝久
電子ブロッキング電極としてプロトン伝導性リン酸塩ガラスを用いることで、混合伝導体中のプロトン伝導度を中温域で直接評価する手法を開発した。本手法を応用して、NbドープしたルチルTiO2が中温域で高いプロトン伝導度と電子伝導度を両立するプロトン-電子混合伝導体であることを明らかにし、n型電子伝導性酸化物をベースとした新たなプロトン伝導性MIEC材料のフロンティアを見出した。
○塩化物系電極が拓く高エネルギー密度全固体電池
/名古屋工業大学 谷端直人
高電位作動が期待される塩化物電極に着目し、レドックス準位モデルを構築した。そのモデルに基づきレドックス準位を設計することにより、鉄系全固体電池で330 Wh/kgの高エネルギー密度を達成した。
■フィールドレポート
○全国初の地域熱供給への水素混焼ボイラ実装
/清水建設㈱ 林亮佑・陣野良平・山根俊博
/東京都港湾局 中村滋
/(国研)産業技術総合研究所 鈴木泰政・奥村真彦・遠藤成輝
/㈱ヒラカワ 鈴木卓哉・高島裕治・芝原典宏
臨海副都心で全国初となる地域熱供給への水素混焼ボイラ実装を実現した。オフサイトグリーン水素をプラント内の水素吸蔵合金タンクで安全に貯蔵し、ボイラでの混焼による周辺地域への熱供給実証を行っている。
■エネルギー事情
○BP「長期エネルギー展望2025年版」報告
/LNG経済研究会 大先一正
世界の気候変動対策は、ロシアのウクライナ侵攻に伴う分断や米国トランプ政権のパリ協定からの脱退もあり、遅れている。そのため、パリ協定の目的達成は厳しくなっているが、BP長期エネルギー展望は、国や地域別の濃淡はあるが、CO2排出量削減そのものは世界の潮流となっていることを示している。
プロダクトNo 1281679688
出版社 日本工業出版
発売日 毎月5日
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