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本・雑誌 クリーンエネルギー
本・雑誌内容 無限と思われた地球資源と環境に対し、SOSが発せられようとしています。そこで、今まで通りの経済成長を維持し、より豊かな文明生活を支えるためにはその基盤となるエネルギー源、とりわけクリーンなエネルギー源確保のため、エネルギーの開発と有効利用が火急の話題となって参りました。 本誌は、このような情勢のもと、エネルギー問題をなるべく広い視野にたち、経済性・環境保全・技術課題から、システム導入手順・メンテナンス・関連法規の解説に至るまで幅広い内容を編集するよう心がけ、興味ある話題の提供と見やすい、分かりやすい本づくりに邁進致します。
本・雑誌内容詳細 ■テクニカルレポート
○450kWガスコージェネレーションシステムの初期負荷投入率向上仕様の開発/東邦ガス/谷口順一・紺野大統/三菱重工エンジン&ターボチャージャ/唐津拓也・柿澤嘉希
東邦ガスと三菱重工エンジン&ターボチャージャは、450kWガスエンジンコージェネにおいて、BCP能力向上を目的として共同開発を実施し、新たに初期負荷投入率を従来機よりも向上させた仕様を開発した。本稿では、初期負荷投入向上技術の概要など、本製品の特長を紹介する。

○バイオマス量を増大させる精密林業技術の開発/日本製紙/岩田英治・陶山健一郎・新屋智崇・南藤和也・河岡明義/東京農工大学/澁澤 栄・小平正和/千葉大学/加藤 顕・小花和宏之
NEDOプロジェクトにおいて、当社は東京農工大学、千葉大学と共に林業用土壌センシング技術、DNAマーカー育種技術とリモートセンシング技術を活用し、植林木の単位面積あたりのバイオマス量を増大させる精密林業技術を開発した。

○食糧と競合しないバイオマスを原料とした液体燃料の製造技術の開発/昭和シェル石油/竹平野枝・今井章雄/東北大学/冨重圭一
オートクレーブによる実験により、食糧と競合しないバイオマス原料であるセルロースからのガソリン基材として使用可能なヘキセンの合成、さらにヘキセンからのバイオジェット燃料基材として有望なC12+パラフィンの合成に成功した。本稿では、本技術の概要及び反応に用いる触媒の特徴などについて紹介する。

○透明断熱材の開発と疎水化改質/産業技術総合研究所/竹下 覚
光を通しつつ、熱の伝導を防ぎ、湿気にも強い透明断熱材を目指し、キトサンエアロゲルと呼ばれる新しい多孔質材料を開発している。本材料の現状と課題について紹介する。

○高分子電解質形燃料電池の電解質材料における超高速プロトン輸送と可視化の実現/上智大学/陸川政弘
将来的な燃料電池車の普及拡大のためには、今までにない電解質、触媒などの材料開発と要素技術の高度化が必要である。本稿では、我々が新たな電解質材料の設計指針として検討している、電解質材料の高次構造とその配向制御について紹介する。

○「電力・水素複合エネルギー貯蔵システム」の実証運転/東北大学/津田 理
再生可能エネルギーの有効活用や大容量非常用電源を可能にする「電力・水素複合エネルギー貯蔵システム」の有効性を検証するために、現在、NEDO「水素社会構築技術開発事業」において、仙台市茂庭浄水場で実施している実証運転の状況を紹介する。

○可視光・近赤外光照射による水の完全分解が可能なZスキーム光触媒の開発/大阪大学/真嶋哲朗
太陽光の95%以上を占める可視光・近赤外光を吸収する黒リンナノフレークと、強力な水の酸化反応触媒であるバナジン酸ビスマスナノシートとを組み合わせた2Dナノ複合体が、Zスキーム光触媒として水の完全分解を起こし、水素と酸素を2:1で効率的に生成することを見出した。

■エネルギー事情
○常温でも働く水素分離膜の開発/北海道大学/青木芳尚・幅崎浩樹
パラジウム合金膜を用いた水素分離は、PEM型燃料電池などで必要とされる高純度水素を最も簡便に且つエネルギー効率よく精製する方法である。しかしながらパラジウムは希少元素であるため、代替材料の開発が急務となっている。我々は、耐摩耗性コーティング材として広く使用される窒化チタのナノ結晶性薄膜が、室温で高い水素透過性を有することを見出したので、これを紹介する。

○下水処理場における地域バイオマス利活用/国土交通省/土屋美樹
生ゴミ、刈草等の地域バイオマスを既存の下水処理場で受け入れて、資源・エネルギーとして利活用することは、エネルギー回収の効率化による事業性の増加が期待できる。当省としても、さらなる取り組み推進に向け、引き続き支援を行ってまいりたい。

○小規模分散型の地域エネルギー事業普及に向けたコンソーシアム設立/日本総合研究所/瀧口信一郎
ドイツ・シュタットベルケを参考に、日本でも地域経済に貢献する地域エネルギー事業立ち上げの動きが広がる。しかしながら、燃料供給、熱供給インフラ、導入コスト、地域メリットに課題があるため、当研究所は民間企業コンソーシアム(Energy4R)組成でその解決を目指す。

■フィールドレポート
○昭和産業㈱鹿島工場におけるコージェネレーションシステムを活用したESCOサービス事業/日本ファシリティ・ソリューション/古川貴之・林 龍也
昭和産業㈱鹿島工場において、平成29年12月より、東京電力エナジーパートナー㈱子会社の当社がCGSを活用したESCOサービス事業の運用を開始した。本稿では、事業の背景、導入システムの概要、事業の特長などを紹介する。

○メタノール蒸留工程における廃熱を活用した省エネルギーの取り組み/木村化工機/松尾洋志
名糖産業㈱は、デキストランの製造工程で発生した使用済みメタノールを蒸留塔で精製し、再利用していたが、エネルギー消費量が大きいという問題点があった。そこで、市販の高温水ヒートポンプを用いた省エネルギー型の蒸留塔を導入することで、既設比60%のエネルギー使用量削減を実現した。これまで蒸留塔の省エネは困難であったが、一つの道筋を示したと言える。また、汎用の機器と蒸留塔のみを採用しているという観点にて非常に汎用性の高い方法であると言える。
プロダクトNo 1281679688
出版社 日本工業出版
発売日 毎月5日
販売サイト >>>公式サイトはこちら
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