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本・雑誌 北方ジャーナル
本・雑誌内容 「北方ジャーナル」は昭和47年(1972年)に札幌で誕生した月刊雑誌です。いわゆる地元政経誌のジャンルに分類される媒体ですが、生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studioが発行元になっています。政治・宗教・医療情報に強い総合誌で、「北海道独立論」などユニークな長期連載も。日々の道内ニュース、掲載記事の続報・予告は「北方ジャーナルブログ」でも公開!
本・雑誌内容詳細 【報道】道警不祥事から考える〈69〉

被害者は小1女児

児童わいせつの元警官に求刑3年
不起訴事件「不当」議決で明るみに

現職警官が同居する養女にわいせつな行為を強要し、親族の告発で容疑者として捜査を受けながらも起訴を免がれ、職場である警察本部も報道発表を見合わせた――。事実関係の多くが藪の中だったその不祥事が、発生から2年以上を経て公開の場で裁かれるに到った。第三者機関の「不起訴不当」議決を機に法廷で明かされることになった事件の概要を、発覚までの経緯と併せてここに報告する。小さからず注目されていた筈の裁判の模様は、なぜかどこにも報じられていない。(小笠原 淳)

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【報道】“核のゴミ”レポートPART38 「概要調査」めぐり真価を試される鈴木道政

いま毅然と“道是”を示せ

公表された「文献調査」の報告書
国策に翻弄されない地域作りを

2月13日、後志管内の寿都町と神恵内村を対象にした、“核のゴミ”最終処分場の選定に向けた文献調査の「報告書案」がようやく公表された。「第3の自治体」に浮上した長崎県対馬市では、3月3日投開票の市長選で調査反対の現職が圧勝し、調査に手を上げた自治体は2町村だけに。概要調査に「現時点では反対する」鈴木直道知事は今後どう対応するのか──堂垣内知事時代から「処分地は受け入れず」を基本にしてきた道政の流れや、幌延町での放射性廃棄物施設をめぐる膠着状態からの脱却をめざして制定された「特定放射性廃棄物に関する条例」の経緯などをたどりつつ考えた。道教育大名誉教授で地質学者の岡村聡さんによる「報告書案」批判と併せて紹介する。(ルポライター・滝川 康治)

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【経済】倶知安観光協会の吉田聡代表理事が「ニセコバブル」に反論

世界が認めた確かな実力

「バブル」と言われ続け20年
正しく評価されないニセコ

倶知安とニセコにまたがるいわゆる「ニセコエリア」が外国人スキー客で大賑わいだ。コロナ禍を経たいま、円安も追い風に国際的なスキーリゾートとして完全復活したと言っていい。しかし、一部メディアや識者の間には「ニセコバブル」と称して先行きを危ぶむ論調も少なくない。果たしてバブルに踊っているのか、それとも世界に認められた本物の人気なのか。おりしもスキーシーズン真っ只中、倶知安観光協会の吉田聡代表理事にニセコエリアの現状を訊いた。   (3月4日取材 佐久間康介)

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【シリーズ・住宅不動産情報】⑰──回復しない戸建て住宅需要

バブル超え株価でも底打たず
3年連続1万戸割れに現実味

戸建て住宅の需要が回復しない。国土交通省によると2023年の道内の住宅着工戸数は1万686戸で、そのうち持ち家は8277戸と2年連続で1万戸を割り込み、過去65年間で最少となった。株価はバブル時の最高値を34年ぶりに更新し、全国的に賃上げ期待が広がるが、北海道の景況感に持ち直しのムードは乏しく、戸建て需要が底を打つ気配はない。24年も1万戸割れが続く見通しだ。    (佐久間康介)

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【環境】石狩湾沖で開発が進む洋上風力の現状と課題

環境や漁業、健康への影響─
洋上風力に潜む不都合な真実

小樽市と石狩市にまたがる石狩湾新港内で、国内最大級の洋上風力14基が今年1月1日から本格稼働を始めた。国は石狩湾沖合の一般海域を大規模プロジェクトに向けた「有望区域」に位置付けており、11事業者が名乗りを上げている。まさに洋上風力ラッシュの様相だが、環境や漁業に与える影響について不安視する住民も少なくない。「北海道風力発電問題ネットワーク」代表の佐々木邦夫さんは「再生エネルギーは必要」とした上で、「石狩湾沖合の一般海域は環境省が生物多様性の観点から重要度の高い海域としています。風車をめぐっては、鳥類への被害を防止するための実証実験も行なわれています。国はこうした調査研究に予算をつけてほしい」と話している。(武智敦子)

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【釧路特集】鈴木貴子衆議に訊く

道7区の顔として地域を牽引
未来を創る地元人材の育成を

岸田内閣で外務副大臣などを歴任した鈴木貴子衆議院議員(38)が昨年3月、伊東良孝衆議と交代する形で自民党北海道7区の支部長に就任し、政治家としての存在感を増している。お膝元の釧路・道東地区ではコロナ禍とロシアのウクライナ侵攻で酪農・畜産業が大きな打撃を受けているが、鈴木衆議は「これを機に真の経済安全保障、食料安全保障を確立していかねば」と未来を見据える。その鈴木衆議に道7区支部長としての抱負をはじめ、地域づくりの方向性、自民党の裏金問題に対する所見を訊いた。 (2月10日取材・工藤年泰)

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【釧路特集】蝦名大也釧路市長に訊く

基幹産業の課題解決を進め
観光などで新しい賑わいを

昨年は32年ぶりに日本一となった水揚げ量に加え、コロナ禍が落ち着いてきた中でアドベンチャートラベルの適地として注目が高まるなど、明るい兆しも出てきた道東の拠点都市・釧路。だが飼料などのコスト高と価格転嫁の難しさで酪農業は危機的状況。北海道ワイルズの東京移転で、かねてよりアイスホッケーが代名詞だったまちからプロチームが消滅する事態も。さらには釧路湿原など貴重な自然の地域資源を“エコエネルギー”を生む大規模太陽光発電施設が脅かすという問題も出始めた。果たして釧路はどんな未来を描いていくのか──。舵取り役の蝦名大也市長に訊いた。
(2月22日取材・髙橋貴充)

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【釧路特集】サンエス電気通信・宮田昌利社長に訊く

基幹産業の衰退で正念場の経済
危機感共有し新産業の芽を育成

かつての基幹産業の衰退に伴い人口減少が進み、数年以内にピーク時から半減する見通しの釧路市。地元経済界の危機感は強く、新産業育成は喫緊の課題になっている。そうした中でサンエス電気通信の宮田昌利社長(63)は「釧路新産業創造研究会」を立ち上げ、新たな産業の芽を育もうと東奔西走。就任した会長の在任期間を3年間とし、その間に次の釧路を担う人材育成に全精力を注ぐ考えだ。「K-Biz」(釧路市ビジネスサポートセンター)や「ラポールくしろ」の活動など、まちづくりのムーブメントは確実に醸成されつつある。地域経済のキーマンのひとりである宮田社長に釧路再興のポイントを訊いた。(2月24日取材 佐久間康介・工藤年泰)

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【ニュース】

■町丸抱えの特養建て替え事業で
 片岡町長が認めた“見切り発車”
 ──寿都町の社福が用地未取得のまま補助金申請、工事着工

■後志管内4つの住民団体で組織する
 後志風力発電問題連絡会が共同声明
 ──反対機運の中で古平町は“脱炭素”で関電と連携協定

■塀の中の創作、チカホで展示会
 絵画や詩などに足止める市民ら
 ──刑務所・少年院コンクール66回め、入賞作中心にお披露目

■違法捜査指摘の道警、争う姿勢
 現職警察官の損賠訴訟で初弁論
 ──銃刀法違反の捜査は嫌疑不十分で不起訴処分に

■STV報道に人権侵害など指摘
 路上支援団体がBPO審議要請
 ──ホームレスへの配慮不足に抗議、映像はすでに配信停止

■看護師遺族が陳述「台帳開示を」
 病院側はチラシ配りに過敏反応
 ──釧路日赤パワハラ訴訟で弁論続く

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【医療】
移転新築を控えた時計台記念病院の
消化器内科部長・田沼徳真医師に訊く

AIを備えた最新の内視鏡で
がんを早期発見、徹底治療

社会医療法人カレスサッポロ(大城辰美理事長)が運営する札幌市中央区の時計台記念病院(藤井美穂院長・225床)。同病院の消化器内科部長に今年1月、内視鏡治療のエキスパートである田沼徳真医師(47)が就き、カレスサッポロが来年4月、JR札幌駅北側に開院する新病院「カレス記念病院」の消化器内科部門を統括する予定になっている。専門の消化器分野だけでなく、さまざまな内科領域で幅広く臨床経験を積んできた田沼医師に、進化著しい内視鏡治療の可能性や今後の意気込みを訊いた。         (2月19日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【医療】
北海道整形外科記念病院の大浦久典医師に
手術支援ロボット「Mako」の実力を訊く

ロボットのサポートで実現する
正確で安全な「人工関節置換術」

国内有数の整形外科専門病院、医療法人 北海道整形外科記念病院(札幌市豊平区・199床、加藤貞利理事長・近藤 真院長)が昨年9月、アメリカで開発された手術支援ロボット「Mako」(メイコー)を導入し、人工股関節置換術や人工膝関節置換術に力を発揮している。ロボットアームが医師の執刀をサポートすることで、より正確で安全な手術を行なうことが可能なMako。その実力と可能性を副院長で股関節センター長の大浦久典医師(58)に訊いた。     (2月26日取材 工藤年泰・武智敦子)

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【ビジネスレポート】

キャンピング&フィッシング体験
施設「C&A北広島」に新レストラン

看板はジェラートにコーヒー、ピッツァなど

北海道日本ハムファイターズのホーム球場、北海道ボールパーク・Fビレッジのまち、北広島市。ここで昨年9月末に産声をあげたのが、キャンプやフィッシングをはじめアウトドアスタイルの総合的な魅力を提案、発信するキャンパーズアンドアングラーズ(※スノーピーク、アイビック、ティムコ、アイビック食品の4社による合弁企業。本社札幌・山井太社長=スノーピーク会長兼社長、略称C&A)の第1号店「C&A北広島」だ。

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【観光】弟子屈への処方箋、そしてニセコへの懸念

星野リゾート代表が提言する
持続可能な日本観光の在り方

北海道知事自らも「北海道は食と観光」と声高に基幹産業であることを明言し、同時にこれからの大きな成長への期待感を露わにしている北海道の観光。人々がほぼ動きを止めた最悪のコロナ禍を脱し、途端再び急増を始めたインバウンド需要も大きな追い風に、北海道観光は〝順風満帆〟の空気感が支配している印象だが、はたしてそれは本当に盤石と言えるだろうか? そんな疑問を抱いていた中、2月21日に札幌市内で行なわれた星野リゾート(星野佳路代表)のプレス発表会。近年ことに北海道で存在感を増す日本の観光産業のリーディングカンパニーたる同社だが、そこで同氏が語ったのは私も感じていたこれからの北海道観光への懸念。加えてそれを回避するには何を成すべきかのいくつもの処方箋だった。(2月21日収録・髙橋貴充)

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【食】
道内販売がなく売れ行きは低調
目下、着々と道内展開の準備中

レトルト「リトルスプーン」復活
SNSで大バズりはしたけれど…

1月9日、北海道どさんこプラザ【公式】アカウントから「このキャラクター知ってますか?」の質問と共に、とあるキャラクターがSNSで発信された。玉ねぎのような髪型をしてカレーライスを持ったおそらく子供であろう人物キャラ。その公開から間もなく、SNSのひとつX(旧Twitter)には「リトルスプーン」がトレンドにあがった。閲覧数は2月末時点で、およそ36万。コメントには「懐かしい」「美味しかった」といった言葉が溢れた。そのリトルスプーンとは何かというと、地元のみよしのやCoCo壱番屋など競合他社がひしめき合う北海道のカレーチェーン店市場において、1999年の初出店以降一大旋風を巻き起こし急成長した店及びブランド名。SNSにあがったのは、そのイメージキャラクター「スプーンちゃん」だった。告知の真意は、同日にリトルスプーンのカレーがレトルトになって復活し、販売開始したことを伝えるものだった。  (髙橋貴充)

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【春の全国交通安全運動】

交通事故抑止に寄与してきた
安心安全なクルマ作りの歩み

自動運転など技術の進歩は日進月歩

毎年恒例の春の全国交通安全運動。今年は新入学(園)時期の4月6日から15日までの10日間を活動期間としており、4月10日は「交通事故死ゼロを目指す日」とした。重点テーマに据えたのは子供を中心に、歩行者の安全確保。これまで本誌では春の全国交通安全運動について、小学生の登下校を見守るシニアボランティアの活動や、交通事故抑止に務める企業・団体の取り組みなどさまざまな方向から取り上げてきたが、今回は車の安全性向上の歩みや現在の技術に着目。果たして現在の車はどれだけ安全になったのだろうか。

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【文化】「まち文化研究所」を主宰する塚田敏信さんに訊く(後篇)

知られざる小樽の魅力

独自のまち文化を見える形で
残し「底力」を伝えていきたい

「まち文化研究所」を主宰し、小樽を始め道内各地の「まち文化」に詳しい塚田敏信さん(73)へのインタビュー後篇は「小樽のまち文化をどう残し伝えていくか」がテーマだ。小樽ゆかりのプロレタリア作家、小林多喜二が小樽を北海道の「心臓」に例えたことに着目し、小樽と道内外のつながりを丁寧に紐解く塚田さんは、「ここに『まち文化博物館』をつくり、銭湯や市場、菓子など独自のまち文化について興味を持ってもらう。そして他の情報も互いに持ち合う交流の場にしたい」と意気込む。 (武智敦子)

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【連載】ルポ「ひきこもり」103──NPO法人「楽しいモグラクラブ」の挑戦

軌道に乗り始めた「動画編集」
対価を生む仕事として手応え

札幌市のNPO法人「楽しいモグラクラブ」(平田眞弓理事長)が運営する就労継続支援B型事業所「工房mole」の動画編集サービスが本格化している。昨年12月、地域FM局のパーソナリティを務める人物から仕事を受託。工房の利用者が1時間弱のラジオ番組の動画を1分間のショート版に編集している。これまでは自分たちの紹介動画をつくってきたが、外部から仕事が入り対価が支払われるように。平田理事長は「ひきこもっている人の中にはパソコンが得意な人が多い。もっと仕事を増やし、一人ひとりが個人事業主として動画編集を続けていけるようにしたい」と手応えを感じている。               (武智敦子)

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【連載】戦争遺産をめぐる旅 【100】

比叡山の頂に残る人間ロケット
「桜花」の秘密基地跡が語るもの

使われなかった非道な兵器

滋賀県と京都府の県境にある比叡山の山頂付近に終戦間際、特攻を目的とした人間ロケット「桜花」の秘密基地が作られていた。この事実は、最近になってテレビの特集番組や新聞で紹介されるようになったものの、その全貌はいまだに分かっていない。本土決戦が現実のものとなり、民間のケーブルカーを接収して突貫工事で建設が進められた桜花の発射装置、カタパルトの名残を探して冬の比叡山を歩くと、いくつかの痕跡が確認できた。なぜ日本海軍は桜花の発射場所に比叡山を選んだのか、そして〝人間ロケット計画〟はどこまで進んでいたのか──。
(ジャーナリスト 黒田 伸)

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【フォトレポート・トピックス】
●新トップは〝森友〟特捜部長 札幌高検・山本検事長が着任会見
●北海道の巨星、伊藤義郎氏を偲ぶ「蒼空のつどい」に500人
●札幌心臓血管クリニックがインドネシア政府と提携へ
●市街地と阿寒湖の中間に位置する釧路観光の拠点
●両国関係の〝雪解け〟を願って日中友好・新年交流会を開催
●「百二十%ハコダテ」を掲げるOMO5函館が7月6日オープン
●「北のハイグレード食品」など道産食品を評する3式典開催

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【連載コラムなど】
*北海道フォトエッセイ
*シネマ
*スポーツ筆刀両断
*古本屋女房の“古本的日常”
*デンタルエッセイ
*北海道妄想紀行
*連載小説 仮面の恋
*よいどれブンガク夜話
*ソレでもナマがすき?
*視点 公共交通をどうする?
*夏井功の夜を駈ける車イス

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【今月の表紙】鈴木翁二画
『雨になりそうなニューオリンズ』
プロダクトNo 1214962
出版社 リ スタジオ
発売日 毎月15日
販売サイト >>>公式サイトはこちら
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